精神療法について
先日のブログで、「日本で遅れているのは、緩和治療と予防医学です」と書きました。
他の先進国に比べて、更に遅れを取っているのが精神治療です。
精神治療は、身体療法と心理療法の2つの療法に分かれています。身体療法は主に薬を用いた療法で、精神科医のみが行える療法です。
心理療法はソーシャルワーカーなど専門の心理カウンセラーはいますが、本当の専門家は日本には、ほとんど存在しません。大きな病院に行っても、精神科はあっても、心理治療科はほとんど存在しません。
アメリカでは、心理カウンセラーになるには10年以上の学問を必要としており、最短でも30歳以上でなければ資格を得られません。人間の複雑な心理を治療するのに人生経験の少ないカウンセラーでは駄目という事ですね。
現在、日本の自殺者は年間3万人。若年層の自殺者も増えています。中国気功の考え方は、精神の状態を身体と心理で分ける事はありません。
うつ状態の人に抗うつ剤を与える事は、必要なことではありますが、根本的な解決には至りません。
心理カウンセラーが、日本に少ない理由。それは、カウンセラーを育成するのにお金がかかる、その後、お金にならない・・・からだと思っています。薬を売る・・・これが一番お金になるからです。
これからはお金のかからない効率的な医療が必要ですね。お金がかからない様にお金をかける。これが大切な時代なのかもしれないですね。
失敗は成功のもと! 失敗が歓迎される世の中にしていきたいですね。