温泉

日本で温泉を利用する様になったのはいつからなのでしょうか?

わからないので調べてみたいとは思いますが、武田信玄が温泉地を作っていた事から考えると、歴史的には古くから利用されていたのだと思います。

 今では、保健所の指導によって、源泉であっても、消毒するろ過装置がなければ駄目とか、塩素を入れて、殺菌しなければなりません。

 しかし、昔はろ過装置もなければ、塩素もない時代に温泉は存在していました。山の中の温泉地であれば、たぬきやきつね、鹿などが温泉に浸かり、傷や疲れを癒していたと聞きます。
動物が入った温泉に人間も入っていた訳です。

 それでも、サルモネラ菌がどうだとか、レジオネラ菌がどうか何て、議論すらなかったはずなのです。
昔の人はどうやって温泉に入っていたのでしょうか? はたして、保健所が言う様に、菌で亡くなる人が多かったのでしょうか?

 せっかくの温泉効能があるにも関わらず、塩素を入れなければならない現実。本当にそれが正しい姿なのでしょうか? 

安全である事はとても重要ですが、完璧である事が、実はとても危険であることもあります。何でもかんでも殺菌すれば、人間に良いとは限りません。

 衛生はとても大切です。しかし、それは同時に人間の身体にとって、良い衛生でなければ意味がないと思うのです。

 旧東ドイツにはアトピー性皮膚炎の子供がほとんどいなかったそうです。戦後、西ドイツにはアトピー性皮膚炎が増加しました。これは先進国の贅沢生活が、免疫力の低下を起こしていると分析されています。

 人間にとって、優しい温泉療法をもっと研究する必要があるのではないでしょうか?
潔癖は人間の身体を蝕む事もあるのです。

 贅沢病。ロハスな生活を見直す機会なのかもしれないですね・・・