のど元過ぎれば

『のど元過ぎれば、熱さ忘れる』

★昨日はパソコンのウィルスについて書きましたが、ウィルスにやられない方法、気をつけることはあります。しかし、いざのど元過ぎれば、ウィルスにやられた事はどこへやら・・・

★8月15日は終戦記念日でした。普通「記念日」とはお祝い事に使う言葉ですが、確かに終戦したことは記念なのかもしれません。子供の頃は、原爆で焼け爛れた光景を大昔の出来事と感じていましたが、たった64年前。まだ、100年も経っていない出来事なのですね。

キッシンジャーは核撤廃を主張していたアメリカの政治家の一人です。キッシンジャーアメリカ人でしたが、根本はユダヤ人です。力で相手を屈服させるアメリカ人気質とはちょっと異なります。キッシンジャーがいれば、核撤廃条約を実現できたと思います。

★今や、核を持つことは抑止力であり、人間の恐怖心「自国が侵略されるかもしれない」ということを、安心に変えるための道具になっています。

★先日、ガン特集の中で「恐怖心に打ち勝たねばならない」ことを書きましたが、核を所有する人間の心理の様に、恐怖によって自滅する行為をとることに打ち勝たなければなりません。核撤廃条約は全ての国が同時に行えば実現可能な事です。見えない不安への恐怖心を、建設的なことへ目を向けさせるキッシンジャーの様なリーダーがいれば実現可能だと思います。

★自分の身体、精神へのケア。悪くなってから行うのではなく、毎日がケアに大切な時間なのです。でもなかなかこれが簡単で難しいことですね。本当は簡単なことでも、人はそれを難しくしてしまう。私の知る限り、肺がんになってからタバコを吸う人はいません。

★「なぜタバコをやめたのですか?」と聞くと、「やはり身体の事が心配でね」と意外な答えが返ってきます。「病気になるとタバコがおいしくなくてね」というならわかります。しかし、身体が心配になったとたん、禁煙できなかった人が、今すぐに禁煙を実行してしまいます。

★皮肉な話ですが、核戦争が起こり、多くの人が犠牲にならないと、「核撤廃」できないとしたら・・・皆さんの身体の核を撤廃してみませんか?