10年後には・・・

10年後、日本の人口は8000万人になると言われています。

★4000万人の人口が減るわけですが、この人数分だけ様々な需要が
 減るわけです。

★一時期、マンションが人気だった理由があります。
 ?庭の手入れが面倒
 ?親元を離れて手頃な値段で購入できる住まい
 ?比較的、便利な場所

★一時期のマンション売り上げはブームが去り、今では売れ残り
 マンションが続出しています。

★親と離れて暮らす若い世代が増え、これから社会的問題になる
 介護。この介護システムが機能していません。

★すでに若い世代で、親の介護のため、会社を辞めなければならない
 人が増えています。今の介護保険では、寝たきり老人を介護する
 システムが整えられていません。従って、自分が会社を辞め介護に専念
 せざるを得ない状況というわけです。

★親の介護を必要として世代はマンションを売り、親元に戻る人が
 増えると思っています。

★さて、マンションにはいろいろな落とし穴があります。
 共同住宅ですので、住む人が減ると大きな問題があります。
 マンション維持費用です。
 マンションを売るに売れない人は、ローンだけではなく
 共益費を払わなければなりません。

★うまく売れればいいのですが、今後の需要と供給のバランスを
 考えると売るといっても、二束三文。ローンが残る計算になります。

★さて、新たらしいマンションでも入居していないマンションが
 多くあります。売れない分の共益費は、マンション販売会社が
 負担するわけですが、この会社が倒産したらどうなるでしょうか?
 残った入居者で管理費を負担するとなれば、事実上、このマンション
 は破たんします。

★こんな現象が身近に起こっています。
 今後の日本社会において、介護問題、住居ローンの問題は
 重くのしかかると思うのです。