日々

日々の忙しさにかまけて、日記が疎かになっていました。反省。

さて、今日は私市醸造さんへお邪魔しました。
お酢屋さんです。

硯を運営するマーベリック社では、宅配すしの経営もやっていて、6月1日より自社ブランドの「寿し吟上」を開業しました。

お寿司の生命線は主に4つあります。
①ネタ
②シャリ
③酢
④海苔
この4つです。

自社ブランドでのこだわり・・・

その一つが「酢」でした。

私市醸造(キサイチジョウゾウと読みます)さんは大正時代から、木桶を使った「酢」を作っており、この昔ながらの製法にほれ込んで、木桶の酢を使用しています。

お酢の製法は途中までは日本酒を製造するのと同じ製法で、寿し吟上が使用しているお酢は3年熟成をさせた贅沢なお酢です。まず「ツーン」としない。原液でも飲めます。

寿し吟上の酢はマーベリック社で、オリジナルブランドとして私市醸造さんに作って頂いています。桶の香りと3年熟成させたやわらかい味わい。それが、魚の臭みを消し、シャリの甘みと融合するのです。

私市醸造さんが作るマヨネーズも絶品です。市販されていないのが残念です。
マヨネーズの開発だけで3年もかかったそうです。開発の苦労を聞いて、「簡単に作れる」と思っていたマヨネーズへの考え方が変わりました。

 アメリカなどの先進国のマヨネーズのほとんどは酸化防止剤が混入されているそうですが、日本のマヨネーズに、酸化防止剤は一切使用してはいけないそうです。家庭でマヨネーズを作ればわかりますが、作ったら1週間ともちません。

 酸化防止剤を使用せず、酸化させない技術は日本の卓越した技術だそうです。

皆さん! もし皆さんが経営者だったら、「お酢」作りますか? 投資して、出来上がるまで3年です。
もの作りの苦労を知りました。

私市醸造さん、本当にありがとうございました。