またまたお酢のこと
この写真、何だと思いますか?
前回にもお知らせしましたが、お酢を作る木桶です。
この木桶は、日本酒を造る木桶と同じものです。
●日本酒は米、米麹と水を発酵させて造ります。
●自然発酵させる場合、温度管理、湿度管理が大変な上、何年も時間を有します。
そこで出来た製法・・・醸造アルコールを混ぜて、アルコールになる工程を早めることです。
●人工的なアルコールによって、日本酒は「臭い、悪酔いする」など、悪評になっています。
●若い世代の日本酒離れは当然と言えるかもしれないですね・・・
さて、お酢の話に戻しますが、
●木桶で造るお酢は当然ながら自然発酵です。醸造アルコールを加える事はありません。
●皆さんが使っているほとんどのお酢には醸造アルコールが混ざっています。
●その為、雑味を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
私市醸造さんへ見学に行った時にこの木桶を見せて頂きましたが、お酢の匂いでむせる事はありませんでした。
●むしろほのかな柔らかい香。これこそ、自然発酵させたお酢の香なんです。
●このお酢は、少し薄めれば飲めます。
アルコールになった(要は日本酒)状態に酢酸菌を加え、アルコールが酢酸に変化すれば、お酢の出来上がりです。
世界最古の調味料といわれるお酢。
自然に逆らわず、時間をかけて造ったものは、おいしいだけではなく、身体にも良いのですね。
一日 大さじ1杯のお酢を摂取するといいそうですよ〜
*多摩市全域 稲城市の一部地域で、このお酢を使ったお寿司が食べられます。
宅配専門 寿し吟上 ℡:042-355-8778
(近々、このお店では、木桶の酢に赤酢をブレンドさせたお寿司をご提供します。詳しくは店長までお問い合わせ下さい。)
*赤酢とは・・・・江戸前寿しを開発した華屋与兵衛が使用したお酢。シャリがほんのり赤くなります。
一部、高級寿司店でしか味わえない赤酢。江戸古来の貴重なお酢です。